日本の中で主として戦いを専門とするような階級が生まれたのは、平安時代の地域ではないかなどと考えられているようです。その頃、平氏と源氏が合戦を繰り広げ、貴族たちが土地の争いを行なったり、帝を敬語するための戦いをする中で、戦いを専門とするような人々が武家として生まれ始めたようです。征夷大将軍となって、鎌倉に幕府を開いた源頼朝が出現することによって、武家が日本を統括するような時代を迎えます。合戦には、武器がつきものですが、その頃の戦い方としては騎馬戦が主であったようです。武器も馬上から使用する道具として改良を加えることとで様々な形状が生まれたようなのです。 当時の武器としては、弓矢、長刀などが使用されておりましたが、それ以前の時代で使われていた直刀と呼ばれる刀の形状よりも少し反りが出てくるのは、馬の上からでも武器として使用しやすい機能性を追求したからこそ、出来上がった日本刀の独特の反りであったようです 。